山の美術館

       阿蘇草原      F6号

         岩扇山    P12号

根子岳を遠くに望む阿蘇登山道路付近の風景
夏のじりじりした日差しもここでは違う時空のように爽やかに降り注ぐ。
夏草が流れるように風に踊らされ、雲の向こうにまで届いていくようだ。

同じ風景を父とともに見ていたわけだが、こういったヒトコマを永遠のにできる絵画とはなんと素敵なものだ
ろう。

玖珠郡玖珠町の機関庫は有名だが、その機関庫に向かう道路にある踏み切り。
奥にそびえるのは岩扇山(がんせんざん)メサの特徴的な岩肌と独特の形である。
玖珠の山はすぐ近くに聳え立っている。
遠くにあると言うよりも、山の合間にある街なのだ。
湿った土の色、晴れやかな空
郷土を深く愛する父らしい一枚である。

           教会への道   F4

天草、崎津教会へ続く細い坂道からみえる風景。
キリシタン文化の根付くこの町はあちこちに教会がある
そのたたずまいはしっかりと日本の風土に腰を下ろし
穏やかな表情で私たち旅人を迎えてくれる
父が描くとこういっ教会もどこか叙情的になるから不思議